ウサギの飼い方
投稿:2020/04/26

ウサギの病気

草を食べるウサギ

ウサギは捕食される側の生き物なので、多少弱っても隠そうとする傾向があります。なので、 飼い主はウサギのわずかな変化も見落とさないように観察する必要があります。

急にウサギの食欲が落ちたり、下痢をするようになったら要注意です。ウサギを買ったら、早めに ウサギも診療できる動物病院を見つけておきましょう。自宅から近いほど理想的です。 まずはウサギの健康状態を毎日チェックしていきましょう。

生まれて二カ月以内の子ウサギはとてもデリケートです。生後一ヶ月なら、なおさらですので どんなに可愛くても初心者にはおススメしません。まずは生後60日以降の丈夫なウサギを飼いましょう。

ウサギの健康チェック

ウサギのフンや尿を見て確認

ウサギのフンは、健康のバロメーターといえます。茶色くて丸いフンが正常です。常にほぼ同じ大きさの フンをするのが正常です。フンの直径は8mm~1cmくらいですね。普段のフンの大きさを把握しておき、 急にフンが小さくなったり、フンの量が減った日が何日も続いたら動物病院へ。

ウサギの尿は、飲んだ水の量によって多くも少なくもなります。ヒトの尿と同等なら正常ですが、 尿に血のようなものが混じっていたり、濁っていてドロッとした尿をした場合は早めに動物病院へ 連れていきましょう。

 

ウサギの下痢

ウサギの下痢は危険信号です。下痢は体の水分を奪うので、見つけたらすぐに動物病院で 診てもらう必要があります。ウサギが下痢をすると、お尻にフンが付いて汚れているので すぐに分かります。

なおお尻に固いフンが付いていることもあります。「盲腸フン」といって、腸内で発酵させたフンを ウサギが食べます。肥満体になると上手く盲腸フンが食べられない事があるので、この場合は 飼い主がキレイに拭き取ってあげましょう。

ウサギがフンを食べるのは自然な行動で、盲腸フンは発酵していて栄養豊富です。 食べる子も食べない子もいますが、特に問題はありません。

ウサギの肥満防止を

ウサギは草食動物で、栄養の少ない環境で生きてきた動物です。可愛くてついつい「おやつ」を 多めにあげてしまい、肥満させる事が多いです。おやつとペレットフードは与えすぎに注意しましょう。 牧草は基本的に食べ放題で大丈夫です。

ウサギが太った場合は、日々のおやつを減らしていき徐々に体重を落とすようにしましょう。 毎日ウサギに触れていれば、太ってきたり痩せてきたら感触で分かるようになります。 スキンシップすることでウサギの目や表情、体毛もチェックできますよ。

ウサギの主な病気

ウサギも様々な病気があります。どれも飼い主が毎日健康チェックすることで早期の発見、 対策ができるものがほとんどです。生後二ヶ月以内の子ウサギや高齢化したウサギは 特にデリケートですので細心の注意が必要になります。

ソアホック

肉球のないウサギ特有のもので、足の裏の毛が抜けてきて、足の裏に炎症を起こしている 状態です。酷くなると出血もします。これは床が悪い場合がほとんどなので、ケージ内に チモシーマットを敷いておくとかなり予防できて効果的です。

ウサギは自然環境では草の上を歩くことがほとんどです。家の中でもタイルなど固い床は 歩かせない方が良いと思います。いずれにせよウサギの足の裏が炎症を起こしていたら 速めに獣医師に診てもらいましょう。

不正咬合(ふせいこうごう)

ウサギは「げっ歯類」といって、一生歯が伸び続ける生き物です。歯は草を食べることで 自然と摩耗しますが、柔らかすぎる牧草ばかり食べていたり、ペレットフードばかり食べていて 歯の噛み合わせが悪くなる事があります。

こうなると歯が伸びすぎて上手く噛めなくなり、牧草などのエサをうまく食べられなく なってしまいます。クチから歯が長く伸びているので分かりやすいです。ウサギがエサをあまり 食べなくなったりしたら要注意です。病院で歯を削って治療できますので、まずはご相談を。 また不正咬合は生まれつきもあるようです。

歯が伸びすぎるとクチの中を痛めやすくなりますし、クチが開いてよだれが出たままに なったりします。歯の伸び具合でも分かりやすいので、定期的にチェックしてあげましょう。

熱中症

これはウサギの年齢に関係なくおこるもので、人間と同じように熱中症になります。ウサギは 人間よりも暑さに弱いです。室温は25℃以下が理想的なので、真夏はクーラーを使用したり 冷却マットを置いて涼しい環境を作ってください。

あまり暑いと人間と同じようにぐったりしてしまいます。特に高齢のウサギ、子ウサギが 暑さに弱いので注意しましょう。やはりクーラーが一番確実ですね。

スナッフル

くしゃみ、鼻水が出る症状で、環境によるストレスや細菌感染が原因といわれています。 温度変化の少ない環境、騒音、振動のない部屋でウサギを飼育することで予防できます。 またスナッフルは白い「目ヤニ」も出る場合があります。早めに動物病院へ。

毛球症(消化管うっ滞)

胃腸の働きが低下し、フンが小さくなったり、またはフンの量が少なくなったりします。 毛でつながったフンもあったりします。ストレスや寒暖差で起こる場合も多いようですが、 似た症状の病気も多々ありますので動物病院で診てもらいましょう。

昔はウサギが自分で飲み込んだ毛が固まって毛球ができ、それが原因と考えられていましたが 毛球が原因ではなく、他に原因があると考えられています。その為「毛球症」という 病名は「消化管うっ滞」に変わりつつあるようです。

斜頚(しゃけい)

ウサギの頭部が斜めになって傾いたままの状態です。元に戻らずに平衡感覚が狂い、 頻繁に転んだり、同じところをグルグル回ったりします。また眼振(がんしん)といって 目があちこちに揺れる症状もみられることもおおく、徐々に悪化していく症状です。

細菌感染や寄生虫が原因といわれており、ウサギの三半規管に問題が発生している 可能性もあります。またウサギが何かにぶつかったりなどの強い衝撃を受けてもなる場合が あるようです。

速めに動物病院へ連れていくのが肝心ですが、斜頚は治療に長い時間を要する場合が 多いので、気長にかまえていきましょう。

眼振(がんしん)

ウサギの目が、上下または左右に揺れる症状です。細菌感染が原因といわれており、 斜頚(しゃけい)と併発することもよくあります。速めに診察を受けて抗生物質を投与して もらうようにしましょう。

ウサギの体調に異常を感じたらすぐに病院へ!

実際のところ、これが一番重要です。ウサギの様子が少し変、下痢をしているなど普段と違う 様子が見られたらすぐに最寄りの動物病院へ連れていきましょう。ウサギも3ヶ月に1回程度の 健康診断を行うことをお勧めします。